本日、菅総理が口蹄疫の現地調査ということで宮崎に来られた。佐土原町で「安平」を育てた農場を視察された。(ちなみにこの農場にいる牛はワクチン接種されており週明けに刹処分される)
その後、県庁講堂で知事・県議会議長・宮崎市長はじめ発生各市町長並びにJA羽田会長との意見交換があるということで、私も傍聴させてもらった。
総理から先ず、佐土原での現地での農家との意見交換で農家の苦悩などを聞き、一刻も早く封じ込めをし、前が見えるように、安心させるためにも、国家的危機として全力で取り組むという挨拶があった。
その後知事が来県の挨拶をしたあと、要請として
①防疫対策、感染ルートの解明等に対する一層の支援を行うこと
②口蹄疫対策に要する費用は、その全額を国費で措置すること
③地域産業(畜産・観光・商業等)を早期に復興させるための十分な対策を講じること
を要請した。
その後各市町長等が現場からの生の声として、切実な意見を述べられた。
西都市長が防疫体制について自衛隊がようやく入ったといったその瞬間、総理が「国はすでに自衛隊は派遣している」と噛みついた。
あーこれが「イラカン」といわれることかと思った。
他の市町長から財政的に脆弱な自治体なので国の責任にやってほしいとの意見が多く、特に高鍋町長から当時の山田農政副大臣から金は大丈夫だからとにかく頑張ってくれといった次の日、財務省がストップをかけたので待ってくれといった政府のまとまりのなさ、信頼できないなどの意見の時も「イラカン」になっていた。
終りのほうで、「国がやれることはすべてやります。」「地元のほうで役割分担を提言してほしい」との総理発言があった。
本当に100%国の責任においてしてもらえれば大変ありがたいが、財政的なことについて具体的にどこからどれくらいの予算を出すとの明確な話がなかったので、心配・・・?
総理が来れば、何かのお土産があると思っていたが・・・
具体的:予算化されたものはほとんどなかった・・・
発生地では懸命に防疫をやっているが、何をやるにしても金がないければ、後処理が出来ない・・・!
政府においては、早く具体的にどこからの予算(財源)でどれぐらいの予算規模で対処しますという決定してほしい!
菅総理来県で・・・?
2010年度 :
2010/06/12 (10:12 pm) by 丸山 裕次郎