本日、県より口蹄疫対策として約33億円の補正予算が発表されました。
概要は下記の通りです。
1:口蹄疫緊急防疫対策事業:6億円
 家畜伝染防止法に基ずく初動防疫として、擬似患畜及び同居牛の処分並びに安全性の確認に要する経費、まん延防止のための消毒ポイント運営及び自主防疫(畜産農家への消毒用薬配付)に要する経費を処置する。

2:稲わら確保対策緊急対策事業:8千4百万円余
 輸入稲わらに依存しない安全・安心な畜産物を生産し、県産畜産物への影響を緩和するため、輸入稲わらから自県産稲わらへの変換を図る

3:家畜疾病経営維持資金融通事業(債務負担):限度額:1億9千5百万円余
 家畜伝染病の発生に伴い、家畜の殺処分や移動制限等の措置が講じられた後、畜産経営の再開、継続及び維持に必要な家畜の導入、飼料・営農資材の購入等に要する資金の融通に対し利子補給を行う

4:大家畜特別支援資金融通事業(債務負担):限度額:3千3百万円
 口蹄疫の発生による家畜の移動制限等で経営の悪化が懸念される大家畜農家の借入金の償還に際し、融資枠が拡大される長期・短利子資金への借換えを促進するため、利子補給を行う
 
5:養豚特別支援資金融通事業(債務負担):限度額:1千6百万円余
 口蹄疫の発生による家畜の移動制限等で経営の悪化が懸念される養豚農家の借入金の償還に際し、融通枠が拡大される長期・低利子資金への借換えを促進するための利子補給を行う

6:口蹄疫緊急対策資金(債務負担含む):1千6百万円余:限度額:1億8千万円余
 口蹄疫の発生に伴い、被害を被った農業者の営農経費及び当面の生活費を対象として創設される「口蹄疫緊急対策資金」の融通に対し、利子補給を行う

7:口蹄疫緊急対策資金債務保証円滑化交付金:4千百万円余
 口蹄疫の発生に伴い、農業経営の維持安定に支援を来たしている農業者の信用力を補完し、「口蹄疫緊急対策資金」に係る債務保証基盤の強化を図るため、宮崎県農業信用保証協会の特別準備金積立てに対し、助成を行う

8:中小企業融資制度貸付金:25億円
 口蹄疫の発生により、売上高の減少等の影響を受けている中小企業を支援するため「口蹄疫緊急対策貸付」を創設し、金融の円滑化を図る。

9:中小企業金融円滑化補助金:3千2百万円余
 新たに創設する「口蹄疫緊急対策貸付」利用者の保証料負担を軽減するため、信用保証協会に対し保証料補助を交付する

10:広報活動費:2千4百円余
 口蹄疫に関する県民への理解と協力を得るため、新聞紙面を活用し、消毒ポイントなどの情報提供や畜産農家への知事の激励メッセージを掲載するとともに、テレビ・ラジオにより口蹄疫に係る情報提供を行う。

以上が概要ですが、詳細が分かり次第報告させて頂きます。
まだまだ十分でない対策について、県に伝えていきますのでどしどしご意見を頂きますようにお願いします。