私の地元にある「県の工業団地:フリーウェイ工業団地」に昨年開業した「ミートインフォメーション」に高原町の肥育部会の方々と一緒に工場視察・意見交換を行ってきました。
昨年10月に行われた竣工式の時に社長との話、その後工場長と話をさせてもらった時に、出来るだけ地域の畜産農家との交流・貢献をしたいということだったので、昨年末日程調整をしていましたが、本日になりました。

工場内はさすがきれい・清潔・・・!

その後、工場長と意見交換をさせてもらった!
昨年10月から操業開始し、広島・岡山等の生協等に出荷している。
生協等の消費者は脂っこい肉より、旨味のある肉を望んでいる!
いわゆるA5でなくA3でも旨味のある肉を一般消費者は望んでいる!

肥育農家としては子牛の高値・飼料高騰等のコストアップの状況からすると高値で取引されるA5を目指し肥育しているのを考えると、消費者と生産者のギャップを改めて感じた。

肉の格付けだけを注目していたが、肉のおいしさの大切さを感じつつ、肥育農家の経営の両立の難しさを感じた。

A3でも経営が成り立つ価格で取引されれば嬉しいのだが・・!
もしくは格付けだけでなく、旨味が反映されるブランド確立・販売戦力が必要ではと感じた。

ミートインフォメーションからは「つまった牛」を造ってもらえば、どんどん買います・・・!

言葉は簡単だが、肥育農家すると中々難しい!

昨年の全共2連覇で「子牛価格」は堅調に推移している。今後の高齢化等を考えると生産数の減少が想定すると、子牛価格はある程度高値で取引される可能性が高い!
肥育農家とすると非常に苦しい!

いずれせよ、子牛生産農家・肥育農家・肉処理工場・消費者のつながり:連携強化必要だと感じた。
輸入制限が緩和(20カ月→30カ月)になり、安い輸入牛肉が入ってくるが、おいしさは「和牛:宮崎牛」!
買うなら「宮崎牛」という流れを作るには相当な努力をしなければいけないと思った。

全共2連覇は武器:販売戦略に使えるが、今の宮崎牛は「A5・A4」を宮崎牛としているが、格付けだけで本当にいいのかなーと感じた。