宮崎歯科福祉センターは平成14年に開設以来、障がい児者の歯科診療利用者が年々増え、平成26年からは一万人を超えており、五ヶ瀬町を除く全ての市町村の方々が利用しております。
宮崎歯科福祉センターは県内唯一の障がい児者歯科専門の歯科センターと非常に重要な役割を果たしております。
しかし、宮崎歯科福祉センターがある場所は、南海トラフ巨大地震による大規模津波で想定される浸水地域になっているため、市郡医師会病医院が宮崎西インターチェンジ周辺に移転するのに併せ、移転計画を進めております。
宮崎歯科福祉センターは、県の歯科保健行政の中でどのような役割を担っているのか。
また、移転に伴う費用に対し、財政的支援ができないか福祉保健部長にお伺いします。
(川野福祉保健部長答弁)
歯や口腔の自己管理が困難な障がい児者に対し、適切な歯科診療や口腔ケアを提供することは、歯科疾病の重症化を予防するだけでなく誤嚥性肺炎などを予防する上で大変重要であります。
こうした中、宮崎歯科福祉センターは一般の診療所では対応が困難な障がい児者に対し、専門的な歯科診療や口腔ケアを提供する中核的な施設として県内全域から年間間述べ1万人以上の方に利用されており、大変重要な役割を担っております。
このため、県としましては、今回の移転計画が円滑に実施されるよう、国庫補助事業の活用に向けた国との協議を速やかに進めるなど、必要な対応に努めて参りたいと考えております。