写真は尾崎牧場の様子。肥育牛はなんと1トン近く(通常であれば約850キロ)ニューヨークで一枚1,000ドルで食べている特上サーロインを食べることができました。


農友会(アメリカ・ヨーロッパ等に農業研修生のOB会)で本会の会員でもある「尾崎畜産」を農友会の研修調査ということで行いました。
尾崎さんは現在48歳ぐらいなのですが、宮崎でなく日本の中でも指よりの畜産の技術を持っており、現在では宮崎・東京だけでなくニューヨーク・台湾との輸出を行っており、今後はエジプト等にも広げていくとうことだった。
正に「すごい」!
現在は肥育牛610頭、繁殖牛536頭、仔牛245頭合わせて1391頭、今後は1500頭に更に増頭する予定。
牛の品質で最高のA5の比率は75%(通常10%前後)という素晴らしい技術!
尾崎さんいわく、「和牛は国家財産だ」。国がもっと戦略的に仕掛けなければいけない。
世界の富豪が「和牛」のおいしさを求めている。
しかし、現在の和牛の仔牛生産農家は高齢化が著しく、10年後には確実に激減!
仔牛の生産するには、南九州の温暖気候が適地。
もっと戦力的にやらなければ!だから近年繁殖牛を増やし仔牛の生産に力をいれている。
今、よく濃厚飼料の高騰で畜産はピンチと言われているが、逆に今がチャンス!

お金があれば、宮崎の全ての仔牛を宮崎で肥育できれば「松坂牛」「神戸牛」は自然となくなり、南九州が名実共に和牛生産基地になれる。
そうなれば、宮崎港の近くに枝肉市場を作り、そこに日本中・世界中のバイヤーが集まり宮崎にお金を落としてくれのでは!
尾崎さんの考え方は誠に素晴らしいと感じた。

尾崎さんはエコクリープラザの問題での行政:宮崎市の対応の悪さには、耐え切れず宮崎から出て行く考えがあると聞き、宮崎の財産を失ってしまうのではと大変危惧した。