県議会自民党の調査の一貫として、北海道の和牛生産の現場を調査してきました。
場所は日高地区の平取(びらとり)町で和牛繁殖牛140頭、育成牛90頭、肥育牛21頭、草地面積:66ha、採草地:54ha、放牧地:12haを夫婦と息子三人で経営している、賀集牧場を調査することができました。
また、賀集農場は平取町和牛改良組合の組合長として、地域のリーダー的な存在ではあります。
和牛繁殖を始めたのなんと平成8年からということで、あっという間に140頭まで伸ばしてきたというのは、写真にもありますように、繁殖牛は日中は通年屋外管理(無蓄舎)により、経費節減・省力化・・・・
仔牛の事故率も聞いたところ、大学の教授と連携を図り下痢止めの薬にパーロンkという薬に更に炭を混ぜた団子を食べさせることにより、劇的に仔牛の下痢等がなくなり現在はほとんど事故がないということを聞くことが出来ました。






又肥育に関しては、約7割が北海道外に出るということで、平取町内での頭数は少ないものの、約50%が上物(A5・A4)ということで、びっくりした。
北海道全体の繁殖雌牛は宮崎(9万8千頭)に次、7万4先頭だが、近年の伸びからすると改めて脅威に感じつつ、生産された7割の仔牛が県外で肥育される為、繁殖雌牛育成評価率が28%と低い為、牛の改良技術が進んでいない状況だとは思われるが、非常に危機感をもって本県としても取り組まなければいけないと改めて感じた。