監査員として各部長意見聴取という初めての経験をさせてもらいました。日程は8月6日・9日・10日の三日間でしたが、各部長と約1時間づつ意見交換をさせてもらいました。
これまで県議会の中での常任員会等で部長と議論をさせてもらっておりましたが、みっちり率直な意見交換ができたのはとても新鮮でとても勉強になりなりました。
先ず総務部ではコンプライアンス意識・職員の健康管理について議論をしました。研修は重要だが民間等の外部講師をもっと活用して欲しいこと等を要請しました。

福祉保健部では地域医療の再生・自殺対策について議論しました。医師確保は基より、地域医療再生基金事業が平成25年までだが、目標数値の明確化・26年度以降の財源確保等について要請しました。

警察本部では、街頭犯罪の抑止と検挙・交通安全対策について議論をしました。
刑法犯検挙目標率に達していないので、治安の向上等を要請しました。

県民政策部では地方分権の推進・口蹄疫の復興対策について議論をしました。
現在議論している一括交付金が地方:宮崎県にとって有効な形になるように国に強く要請してほしい。口蹄疫復興対策について、様々な対策を講じようとしているが、新聞等を活用に県民に分かりやすいPRを積極的に行うように等を要請をしました。

環境森林部では県産材の需要拡大・野生鳥獣対策について議論をしました。
国内自給率が40%の状況を打破するためには、ハウスメーカーとの更なる連携強化を図り、山主が林業として生業としてやっていけるように。野生鳥獣地策は隣県との連携強化を図っていくように等を要請しまいた。

商工観光労働部では口蹄疫緊急経済地策について議論をしました。
雇用調整助成金の事業は、制度上資金に余裕のある企業は活用できたが、零細企業は活用がし難いので、国と協議してほしい。いずれにせよ雇用対策・金融対策に万全の尽くしてほしと要請しました。

教育員会では学力向上対策・県立学校の就職対策について議論をしました。
教育事務所の再編をやったばかりで効果はまだ先かもしれないが、しっかり検証をしてほしい。医師確保観点から宮大医学部・福祉保健部との連携を図って欲しい等を要請しました。

県土整備部では地域高規格道路をはじめとする国県道の整備、河川改修について議論をしました。
整備率が低い宮崎県にとって、一括交付金が有効になるように、投資効果だけが重視されているが県全体の均衡ある発展につながる事業展開などを要請しました。

農政水産部では勿論、口蹄疫について議論を行いました。
患畜等の概算払いを出来るだけ早く進めてほしい。口蹄疫対策で様々な事業を作っているが、畜産農家までは届いていないので、新聞等を活用しPRを積極的に行い、安心して畜産に臨めるようにしてほしい。また今後の再建・復興に向けたビジョン等を分かりやすくしてほしい等の要請を行いました。

本当に三日間、充実した監査を行うことができました。