県議会自民党会派の研修で「自由報道協会 代表上杉 隆」氏を講師に招き「日本の政治と原発報道」という演題で話を聞くことができました。
上杉氏は東日本大震災が発生する前はよくテレビ番組にはでていたので、何となく知っていました。
しかし最近テレビに出なくなったと思っていましたが、出なくなった真相は、上杉氏が「政府や東電に対し、批判をしたり、福島原発で放射能汚染が有るのでは」といった発言をした後、番組のプロデューサーから「降板してくれ」、「番組は打ち切り」と言われたとのことでした。
こんなことが、現代の日本の報道:マスコミで行われているのかと思ってしまった。
非常にびっくりした!
上杉氏の話では放射能の飛散を予測できるスピーディーというシステムについて政府は「国民の為に使わず、アメリカに先に情報を流した。」アメリカはその情報を基に、日本にいるアメリカ人を福島原発から避難させた。特に子供や女性は国外避難させた。軍人でさえ80キロ圏内は避難させた。
そのような情報が日本以外の各国にも流れ、各国もアメリカと同様の避難をした。
上杉氏は以前ニューヨークタイムズに勤務していたということで、外国人記者から聞いて耳を疑ったという。
スピーディーについて政府・東電に問いただすと、壊れている→補修中→調整中などごまかしていたという。
しかし大手マスコミにはスピーディーの情報が入っていたのか福島原発から50キロ圏内からは記者が消えたという!
福島原発20キロ圏内の住民は避難したが、何で記者は50キロ?アメリカ軍人は80キロ?非常に疑問が残ってしまう!
何故、放射能飛散予測を国民に知らせなかったのか?
情報の隠ぺいではないか?
情報隠ぺいにより国民を被曝させたのではないか?
国・政府・東電の対応には憤りを感じる。
ちょうど17日付けの新聞にスピーディーの情報開示遅れを認める記事!
何で今になって?マスコミの報道の度合い異なるのも気になる!
マスコミが原発報道に対し及び腰になっている理由として、上杉氏よりびっくりする話を聞いた。
1:電力各社総額でCM料を年間860億円出している
2:マスコミ役員・コメンテーターナ等に電力各社は高級接待
3:CM料・高級接待→電力業界の言いなり?
このようなことが本当であれば、日本が第二次世界大戦に入ろうとしていた時の情報操作と同じ状態では?

また、原子炉内を冷やす為に使った汚染水の問題も深刻!
政府・東電は初めのころは汚染水は海に流さないように対応すると言っていたが、その発言が乾かぬままというか2時間後に何と他国にも何も告げず放出。
我々国民には「低濃度汚染水」と言ってたが、異なりかなり濃度の高い汚染水が海に流された。
今後の水産物に大きな放射能被害が心配!
また、他国から賠償問題に発展する可能性も?

最後の方で「上杉氏」よりお願いがあった。
『国民を守る為』に(放射能と上手く付き合っていく為に)
1:全ての食品の放射能ベクレル表示
2:放射能ベクレル表示の低いものを子供・女性に優先的に

上杉氏の言っていることは早急に実施させるべき!
基本的に国の責任において早急に実施してもらえるように地方からも強く訴えていきたい!