自民党宮崎県連の「ニューリーダー育成塾ひむか」の国政視察ということで、自民党本部に出向き研修を行いました。
トップバッターに大島副総裁に講演をしてもらいました。


大島理森自民党副総裁
演題「自民党の歴史」
55年制体制、戦後からの復興、米ソの冷戦構造の中での保守合同ということを踏まえ「自由民主党」が誕生した。
しかし、平成2年にベルリンの壁が崩れ、新しい体制・時代が始まった。
(これまで、自民党は「日本を共産主義・社会主義にしてはダメ」という主張をしていればよかった。)
時代が変わり、対立軸が見えづらくなり自民党内部での争いが起きた。(派閥政治)
世界を見てみると、アメリカの市場原理主義:経済第一主義になった。中国も市場主義になり、経済大国なった。
バブル崩壊後、なかなか経済がうまくいかず自信を無くしてしまった。
自民党は日本を立て直すために、様々な改革に取り組んできた。
行政改革・税制改革(消費税導入)・構造改革(規制緩和・郵政改革)・政治改革(小選挙区導入)等改革のオンパレードだった。
しかし、経済のスピードの変化の速さについていくことが出来ず、グローバル的にも対応することが出来ななかったので、国民からの支持を得られなくなった。
現在、自民党もダメ、民主党もダメということで、無党派層が増えている。
今こそ、政党の役割を今一度考える必要がある。政党が薄れていくと、独裁者を求める傾向が出てくる。独裁政治は「一瞬」はいいかもしれないが、危険性を多くはらんでる。
政党は、1:国民の意見をまとめる。2:政治教育をする。ということをやっていかなければいけない。

追伸
(野田政権の10の受難)
1:円高・デフレ対策、2:税と社会保障、3:普天間問題・外交防衛、4:公務員改革、5:選挙制度改革、6:TPP、7:郵政改革、8:当初予算成立、9:小沢問題・政治と金の問題、10:新党立ち上げ。
このような受難があり、互いの問題が絡み合い政権運は非常に厳しい状況が生まれてくる。