先日は山形市にある、修正材を活用した「新工法:KES工法」で、大規模な木造施設を作ることに成功した「シェルター」に訪問・調査させてもらった。
昨年の大震災・津波でも倒れず、流されない「木造構造物:公民館等」が注目されている。
社長からはこれまでは、3,000m2以上の建築物は耐火構造にしなければならず、木造では出来ないということだったが、「耐火木造」に成功したということで、3,000m2超す建築物でも対応できるようになたということで、今後は鉄筋コンクリートで作られてたものが「木造」に変われる。
実際に山形市内の防火地域(耐火構造物しか作れない地域)に二階建ての木造耐火店舗が完成し、中心市街地の活性化につながっているようだ。
下記の写真は山形市内七日町御殿堰



残念だったのは実際には時間がなく降りれなった。悔しい・・!



木造建築物も、耐火構造が可能になれば10階建てのビルも夢でなくなり、日本材が輸出できる可能性があるといった大変興味深い話も聞けた。
これまでは木造は「火に弱い」ということで、話にならなかったのが、コンクリート構造物と同じ土台で勝負出来るようになる。

やはり、消費者ニーズに合わせた商品開発も重要だと感じた。これまでの木材販売は消費者を観ていなかったような気がする。

また、山形県内の需要を5%向上させれば、約70億円・約700人の雇用があるといったことを山形県と連携してやっているということを聴かせてもらいました。
このことは非常に参考になり、宮崎県は杉粗生産日本一の県としての試算も出してみる必要があると感じた。


シェルターの社長はじめ社員の方々の説明の丁寧さは勿論、我々が帰るバスを見送る頭の下げ方は誠に頭が下がる。
我々の載っているバスが見えなくなるくらいまで頭を下げていた。
シェルターという会社の技術もスゴイがそれよりも「シェルターの人材(財)」の凄さにはびっくりした。