明日の宮崎畜産のためにも、種雄牛はどうしても残したい。
国の特例処置を受けエース級の6頭を移動したが、スーパーエース忠富士の口蹄疫感染のニュースを受け、一気に全国的に宮崎牛の重要性が伝わり、6頭以外の49頭の種雄牛について更なる特例措置をという宮崎の畜産農家のみならず県外の方から多く寄せられている。
49頭の種雄牛も5月16日以降も全く口蹄疫に感染した症状は全く見せておらず、健康そのもの!
種雄牛という極めて特殊性を考えれば、更なる特例措置を国:政府には考えて欲しい。
国:政府では机上論で特例措置を作ると他に影響がでるというが、畜産をやっている人:現場からすれば種雄牛は特例措置をしても当たり前というのが常識・・!
新聞報道等ででてるように種雄牛に選定されるまでには、約10年かかる。
大まかな流れは、基幹雌牛300頭に基幹雄牛35頭を交配させ、約10ヶ月後に約300頭の仔牛が誕生し、大体半分の雄仔牛140頭を一次選抜し二次選抜で60頭に絞り、更に23頭に絞り、そのうちの優れている9頭まで絞り込み試験交配を行い、その試験交配で産まれた仔牛を飼育し枝肉まで検定するということを繰り返し行い、ようやくそこで肉質・体系等が認められれば、種雄牛候補になる。
年間に数頭しか新たに種牛は出来ない。
忠富士のようなスーパー種牛は数年に一度しか出来ないのが現実。それほど大切で且つ、簡単に種牛が出来ないのを理解していただきたい。
また、費用的にも平成21年度も1億7千万円余の県費を投入しています。
そのお陰で、宮崎の畜産が成り立っている。

このように種牛は宮崎県の宝でもあり、全国畜産の宝でもありますので何が何でも守りたい!
そのためのは、特例法の制定が必要ならば、是非、日本の畜産のために民主・自民を問わず協力して努力して欲しい!