新燃岳は現在、落ち着いていますが今後も噴火・降灰は続く可能性があります。

 噴火するたびにバタバタするのでなく、家畜の避難に関する経費補助制度の確立、ハウスに降灰した灰の除去作業に必要なブロアー等の整備、降灰に影響させにくい作物への転換などが必要だと思います。

 そこで、長期的な視点に立った農業施策が必要だと考えますが見解を農政水産部長にお伺いします。

 

(中田農政水産部長答弁)

 新燃岳の火山活動の先行きが見通せないい中、農業者が意欲をもって営農活動を継続していくためには、ハード・ソフト両面での支援策をしっかり講じていくことが重要であると認識しております。

 現在、ハード面での支援では、国の降灰関連事業を活用した除灰機械の導入などにより一定の成果をあげております。

 県といたしましては、引き続き、予算の確保と併せて、地域からの要望のあるメニューの拡充について国に要望してまいります。

 また、ソフト面ので支援では、降灰地域の中長期的な営農活動を視野に、品質や収量に影響を受けにくい品目への転換や灰の洗浄にも水が活用できる畑かん営農の普及拡大などを進めております。

 今後とも、農業者が安心して営農が行えるよう災害に強い産地づくりに取り組んでまいります。